『岡村靖幸を知らない人生は損をする!まずは秀逸なコラボ作品からハマってみよう』

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「岡村靖幸」をご存知だろうか?

天才と呼ばれ、多くのミュージシャンが影響を受けたり尊敬していると公言する、ツウ好みのアーティストとして評価が非常に高い。

1965年生まれ、1986年デビューのベテランであり、その前から19歳で作曲家デビューして渡辺美里、吉川晃司、鈴木雅之らに楽曲を提供していた実力者である。彼は作詞作曲編曲はもちろん、ほぼすべての楽器の演奏を自身で行ってレコーディングしているマルチプレーヤーであり、さらに独特のダンスでステージングする完璧な表現者「シンガーソングライターダンサー」なのだ。

しかし、残念なことにメガヒットといえるものがなく、もともと寡作ミュージシャンの上わけあって活動休止期間が長かったこともあり、一般的には「名前は聞いたことある」くらいの認知度しかないようだ。

とはいえ、音楽が好きな人なら、いや音楽が嫌いではないなら、岡村靖幸の音楽がない人生は確実に損をする。ぜったいに岡村靖幸の音楽を聴いたほうが楽しい。

岡村靖幸の代表作といえばほとんどの人が1990年発表の傑作アルバム「家庭教師」をあげるが、予備知識なしにこれを聴くと激しい拒否反応を示す可能性もある作品ともいえる。

そこで、岡村靖幸をはじめて聴くなら何がいいかと問われたら、彼の最新型の音楽が聴けるアルバム「幸福」や2011年発表の「エチケット パープルジャケット」あたりがバランスがよくて適しているだろう。

さらに岡村靖幸に入りやすいのが他アーティストとのコラボ作品だ。コラボ相手がどんなに個性的でも、やっぱりあふれ出てしまう岡村靖幸の存在感にしびれてしまうことまちがいなし!

では、岡村靖幸のおすすめコラボ作品を紹介します。

1.「住所feat. 岡村靖幸」KICK THE CAN CREW×岡村靖幸

キックザカンクルー15年ぶりのシングルに岡村靖幸が参加。KREVAと岡村靖幸は、フェスや雑誌の対談がきっかけで交流があったという。

作詞をKREVA、LITTLE、MCU、岡村靖幸。メロディーをKREVAが担当し、ラップパートはキックザカンクルー、歌唱パートを岡村靖幸が担当。サウンドプロデュースは、蔦谷好位置(agehasprings)とKREVA。

岡村靖幸は作曲にかかわっていないので彼の成分は低めであるが、凡人には思いつかないような歌詞でちゃんと押韻してメロディーにのせているところに岡村感がある。

岡村靖幸は幼少期をロンドンで過ごしマザーグースを聴いて育っていることもあり、初期の作品からかなり韻踏み歌詞が多い。ラップと岡村靖幸はそもそも相性がよかったということだろう。

KREVAの楽曲にキックザカンクルーのラップで軽快に展開する曲に突然現れる岡村靖幸のウェットなボーカルが圧倒的であり、後半のメンバー全員とのかけあいへとつながっていく様は見事としかいえない。

歌詞はポップなラブソングとなっていて、自然に体がノッてしまう気持ちよい良曲。

2.「愛はおしゃれじゃない」岡村靖幸×小出祐介

「岡村靖幸w小出祐介」名義で2014年にリリースされたシングル「愛はおしゃれじゃない」。

2012年にBase Ball Bearの楽曲アレンジ・プロデュースを務めたことをきっかけに制作した楽曲で、岡村靖幸が作曲・演奏・アレンジ・プロデュース。Base Ball Bearの小出祐介は作詞を担当。

作詞は小出祐介とはいえ岡村靖幸をリスペクトしているわけで、この曲に岡村靖幸の手がどこまで入っているのかはわからないものの影響受けまくりの岡村チックな歌詞が随所に登場する。

たとえば「モテたいぜ君にだけに」というフレーズ。岡村靖幸がデビュー以来歌い続けてきた「モテたい」というテーマ、そして「君にだけに」というこれも岡村靖幸のブレない信念「一途」を表現するワード。特定の相手に向けて「モテたい」という表現はおかしいのではないか?という不思議な感性も岡村靖幸っぽくて好ましい。

ボーカルは二人が担当し交互にあるいはいっしょに歌唱するという展開で、曲はワクワクするようなラブソング。キャッチ―なメロディーはCMソングになってもおかしくないほどで、つい口ずさみたくなる。

ちなみに岡村靖幸のライブでは、この曲はカッコいいギターリフのイントロが流れた瞬間ひときわ大きな歓声が上がる鉄板曲。サビ部分では会場が大合唱になり多幸感に包まれる。

3.「ステップアップLOVE」DAOKO×岡村靖幸

岡村靖幸と親子ぐらい年齢差のあるDAOKOとラブシーン(?)があるPVも見ものの「ステップアップLOV」は、コラボ作品としていちばん有名かもしれない。

DAOKOサイドからの熱烈なオファーで実現したコラボで、岡村靖幸が作曲したメロディーにのせてDAOKOが書いた歌詞を岡村のアドバイスで仕上げており、作詞のクレジットは共作となっている。もちろん「ステップアップLOVE」というタイトル、「勉強中」という岡村風の歌詞は岡村靖幸が書いた部分である。

年齢差もさることながら、岡村靖幸とDAOKOは音楽性やボーカルの質もまったく異なるのにはたしてどんな楽曲に仕上がっているのかと思いきや、さすが岡村靖幸である。もともとCharaや川本真琴など個性的で繊細なボーカルの女性アーティストのプロデュース経験もあるため、DAOKOの独特な声質ともハマっている。

ステップアップLOVEは聴くだけでもカッコいい曲だが、PVもおしゃれでおもしろい。いつもはアドリブダンスでパフォーマンスする岡村靖幸がめずらしく振り付けのあるダンスをしているのも興味深いが、ミュージックステーションに出演した際に最終的にはやっぱりフリーダンスで踊りまくりファンを魅了。そのキレのあるダンスは岡村靖幸の初見さんでさえ目が離せなくなりSNSをザワつかせた。

4.「come baby」岡村靖幸×石野卓球

岡村靖幸は電気グルーヴの石野卓球と「岡村と卓球」というユニットで1枚だけアルバムを制作している。2003年リリースの「The Album」というもので、それまでファンクでロックでメロディアスだった岡村靖幸がテクノやクラブ色の強い音楽を取り入れていった時期である。

そのアルバムに収録されている「come baby」はシングルリリースもされた代表作であり、サウンドは石野卓球のカラーが強いものの、岡村靖幸のリズミカルでセクシーな魅力が堪能できる実にカッコいい作品になっている。

歌詞やPVはかなりエロいので好き嫌いがはっきり分かれそうな楽曲ではあるが、80年代のエレクトロビーツにのせた危ない世界観に岡村靖幸の濃密なボーカルがマッチしていて中毒性が高い楽曲。岡村靖幸はどんなジャンルにおいても輝きを放つ、その才能には感服せざるを得ない。

まとめ岡村靖幸の過去の作品にはキワモノもあるがロック・ファンク・バラードなど名作が多く、なかには30年も前の作品とは思えないほど洗練されたセンスに驚くことも。長いキャリアのわりにはリリースが少ないのでハマってもさかのぼりやすいのが岡村靖幸のいいところでもある。

50代になってもなお進化を続ける岡村靖幸は、ライブや新曲リリース、プロデュースなどコンスタントに活動している。他アーティストからのラブコールも多い彼は、今後もコラボ業が舞い込み様々な化学反応を起こして日本のミュージックシーンにその名を轟かせていくだろう。

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