哲学の祖、ソクラテスの教え

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紀元前4世紀に活躍した哲学者、ソクラテス。
哲学の祖として知られ、後世の哲学者たちに多大なる影響を与えました。
紀元前の人物でありながら、その教えは今現在も参考になるものばかりです。
では実際にはどのような教えをソクラテスは残したのでしょうか?

無知の知

無知の知はソクラテスの教えとして最も有名なものです。
わかりやすく言うと「人間は無知であることを知るべきである」というもので、ソクラテスが確立した哲学の根幹をなすものです。
豊富な知識を持っている人物というのは一般的に、「賢い人物」であると見なされます。
しかし「無知の知」によって、ソクラテスは豊富な知識を持っている人物を賢い人物であるという考えを否定します。
そして「この世の中は自分が知らないことだらけだ」と認識している人物こそ賢い人物だとしているのです。
この教えは、人間は常に謙虚に学び続けるべきだということを示しています。
いかに現在豊富な知識を持っていても「自分は賢い」と認識してしまうと慢心を生み、努力をしなくなってしまいます。
そのためどれほど知識を有しようとも、「自分はまだまだ何も知らない」という姿勢をもつことが人間として成長することに繋がるのです。

問答法

問答法とは意見の異なる相手に対して、質問を繰り返すことで意見の矛盾を明らかにする弁証法です。
この弁証法はソクラテスが多くの賢者と対話する際に、「この相手は本当に賢者なのか?」という疑問を明らかにするために用いるようになったものです。
相手に繰り返し質問をすることで、本質的に深く物事を考えているのかを理解できます。
また自分に対しても問答法を用い、真理を追求していました。
これはビジネスシーンでも役立ちます。
例えば何か問題が発生した時に「問題が発生した原因とは?」「原因が発生した原因とは?」と質問を繰り返すことによって、本質的な解決策を導き出すことができるのです。
この問答法を実際に採用している企業の代表例としてはトヨタが挙げられますね。
5回質問を繰り返す「5回のなぜ」という解決策を導入していることで有名です。

このようにソクラテスの教えとは現代にも通用する本質的なものばかりです。
他にも、人間は知識持つことによって徳の高い存在となれることを説く「知徳合一」、身につけた知識は行為に反映されるとする「知行合一」、徳を積むことこそが幸福のために必要なことと説く「福徳一致」など重要な教えは多くあります。
ぜひソクラテスの教えを理解し、より豊かな人生を送るのに役立ててください。

ソクラテスの 動画 まとめ

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